2005年02月23日

春を嫌いになった理由(わけ)

春を嫌いになった理由(わけ)

誉田哲也・著/幻冬舎

誉田哲也さん。2003年「アクセス」にて、第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。
受賞第一作目の本です。

霊魂に関わること―霊媒・霊視などを一切認めず、激しい嫌悪さえ抱いている瑞希。
そんな彼女が、TVプロデューサーである叔母の織江に、自分の番組の通訳を頼まれる。
その番組は「解決! 超能力捜査班」。瑞希は、無事仕事を終えられるのか。

中国福建省。今まさに大きな希望をもって日本へ密入国しようとする兄と妹。
彼らの行く末は…。


軽快な文章、特徴あるキャラで、すいすい読ませます。
まったく違う人生が、ある時重なり合う。
なるべくしてなったというしかない。
最後の最後に、はッとしてぞっとした。
ミステリーとちょっとハードボイルドと、オカルト。
バランスよく配合された感じだ。

2時間ドラマを見ているような感覚でした。
とてもおもしろく読みました。
ラストは、急ぎすぎな気もするけど。

ミステリーだけど、瑞希のトラウマからの脱却への過程とも読めるなあ。

心を解放して、自分の世界を受け入れなさい。
まずはそこからよ。


超能力者エステラの言葉が心に残りました。
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posted by しおん at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリー(和書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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