![]() | 透明な旅路と あさの あつこ 講談社 2005-04-27 売り上げランキング : 14,265 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
雨の月夜、街婦の白い頸を締めて車で逃亡中の吉行明敬は、街路灯一本ない道で、一組の少年、幼女に遭遇する・・・。 少年は時間を経てきた痕跡の存在しない顔で、美しい、よく通る声をしていた。なぜか、どこかで会ったことがあるような気がする。名前は白兎(ハクト)というらしい。少女は笹山和子(かずこ)。髪型も名前もやけに古臭い。彼女の名前にも聞き覚えがあるような・・・、
互いの存在もあやふやなまま、3人は和子の家を目指すしていくのだが。
あさのあつこ初めてのモダン・ミステリー小説ということですが。
「バッテリー」や「No.6」などとはがらりと趣きが違います。
しかし、美しく掴みどころのない少年を描くのはやはり上手。
あさのさんの新境地を見たような気がします。
あさのさんは岡山在住ですが、本書の中にも岡山弁が登場します。
岩井志麻子さんの「ぼっけぇ、きょうてい」ほどではないけど、独特の閉塞感のある空気を際立たせてます。
実は私は、岡山で2年過ごしたことがあり、なんとなく懐かしかったりします。
モダン・ミステリーというよりは、幻想文学みたいな感じでした。
ぬめりとした雨にまとわりつかれたような、奇妙な感覚でした。
答えのはっきりしない話。
一気に読んだ。
想像すればするほど、わからなくなってしまう。
「白兎」は、誰なの?
答えは、感じたままでいいのかも。
本の装丁も美しいですね。
「彼岸花」
これから夏だというのに、「彼岸花」が見たくなった。
265ページの吉行の叫びが、全てだと思いました。
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とても不思議な話でしたよね。
あまり細かいところを追求せず、ありのままの
文章を受け入れた方がいいのかも・・・(^^;
そんな感じがしました。
こんにちは!
あとで、週刊現代でのインタビューを読んだんですが、児童書では書けないことを書いてみたかったそうです。
舞台は、岡山県北東部の温泉町の雰囲気を濃くした感じらしいですよ。
魂が救われて終わり、、という話にはしたくなかったようです。
人を殺すことや償い、少年事件、死刑制度、戦争の問題も含めて考えているそうです。
TBありがとうございました!
TBさせていただきました。
読んでいて、怖いような、切ないような不思議な世界を漂ってしまいました。
あさのさんの今後にも期待したいですね!!
TBありがとうございます!
嬉しいです♪
新作「福音の少年」をかなり期待してます!